ウイスキー紹介スコッチウイスキーハイランド

シェパード ハイランドシングルモルトウイスキー

ウイスキー紹介

残念ながら大手EC通販では取り扱いなしの銘柄

私はたまたま寄ったドンキホーテで手に入れたに過ぎない。

個人経営の酒販店のECサイトでは取り扱っているお店がいくつかあるが多くはない。

アルコール度数46% 販売価格6600円税込

一期一会に期待して見かけたら購入すればいいやぐらいの構えで待ってみてはどうだろうか。

カスクストレングスのような濃さと南国のようなフルティーにコスパを感じる

ストレートでいきなりこいつの濃さに驚くだろう。

グレンアラヒーカスクストレングスを思わせる熟した葡萄の甘みとハイランド特有のバニラの甘さ

そして、南国のリゾートで出てきそうなフルーティーなカクテルの甘さ。特にバナナが印象的だ。

ロックは、より鮮明にバナナのような南国のフルーツを思わせる雰囲気が広がる。

ハイランドにあるブレアアソール蒸留所の5〜10年熟成樽をバッティングしたシングルモルトで、熟成樽にはシェリー樽も使われている。

通りで、コクのある甘さを感じる。

ハイボールでは爽やかなバナナの甘さとシェリーのコクを存分に味わえるだろう。

これは隠れた名品だ。

シェパードのモルトを生み出すブレア・アソール蒸留所

スコットランド、南ハイランドにあるブレア・アソール蒸留所

ブレア・アソール蒸留所はディアジオ社に所有されている。ジョニーウォーカーを手がけている世界売上NO1のウイスキー酒造メーカーだ。

しかし、シェパードを手がけているのは、ブレイブ・ニュー・スピリッツ社(スコットランドの独立系ボトラー)だ。

どういうことか?推測だが、ブレア・アソール蒸留所の年間生産量は280万Lと大手蒸留所と比較するとかなり少ない。また、生産量の98%がジョニーウォーカーやベルのブレンデッド用のモルトとして使用されている。シングルモルトとしては、1〜2%ほどと非常に少ない。

プロモートの力が弱い故に、言わばプロデューサーの役割を果たすボトラーに販売網の活路を見出した結果、ブレア・アソールの名が表に出ることなくシングルモルトとして販売されているのだろう。

自身の名を冠したシングルモルトを世に送り出すことはできてはいないが、蒸留所自体はビジターセンターとして、観光客がおよそ9万人も訪れる観光地として知られている。

ここでは希少なブレアアソールシングルモルトやカスクストレングスが試飲できるとのこと
自然豊かなタメル川。蒸留所はこの川の近くにある。仕込み水はタメル川の支流Allt Dourという小川を使用している。

google mapで散策してみるといい。

いつか訪れてみたくなる地域になるはずだ。

ブレア・アソール蒸留所の歴史は多くのスコッチ蒸留所と似ている

1798年に設立。ただ、この時期はウイスキー密造時代の最中で、公認されてはいない。

1825年に正式に認可。多くの歴史ある蒸留所と同じく、ブレア・アソール蒸留所もこの年に認可されている。

第二次大戦中は物資不足により一時閉鎖になっている。

1985年に現在のディアジオ社の前身「ギネス社」に買収。

1990年以降、ディアジオ傘下で「Bell」のキーモルトとして使用されるようになる。

以下は「ハイランド シェパード」の受賞歴だ。隠れた名品と言っても差し支えないはずだ。

🥉 World Whiskies Awards 2023

  • カテゴリ:Single Malt Scotch Whisky – No Age Statement(NAS)部門
  • 受賞ブロンズ賞(Bronze)

今回はここまで!

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コメント

30代後半までビール・黒糖焼酎派だった。
上司の勧めでウイスキーにハマる。
海外ウイスキーの個性の豊かさにハマる。
と言っても、まだまだ経験は浅い。
夢はアイリッシュウイスキー「カネマラ」の生まれ故郷に旅行。
アイラ島、ハイランド地方、いろいろウイスキー絡みの旅行。

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